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ちっとも懐かしくない町
¥750
短編集 収録作品 「ちっとも懐かしくない葬式」 地元なんかちっとも懐かしくない 「ラバーソウル」 卓球をしてもちっとも懐かしくない 「帰れない」 めそめそした思いはちっとも懐かしくない 「石工」 かわいい絵はちっとも懐かしくない 「ほりほりクラブ」 墓穴を掘ることになってもいいから思い出したい大切な懐かしい話がありますか? 他、掌編を収録
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励ましは自分の外部に期待せよ
¥750
2023年の春から秋にかけての生活の記録。長嶋有「三十歳」、カポーティ『冷血』、伏見瞬「「さみしさの神様」を待ちながら」、新美南吉『花のき村と盗人たち』など、きのこ帝国「金木屋の夜」、ネットフリックス「今際の国のアリス」、J-POP、鶏ユッケ、ホッピー、『ハンチバック』、物語化について、涙について、作家とカマトト、文フリ思い出話、バチェラー・ジャパンのシーズン5、私生活に変化が!?、「天体観測」、旅とは何か、銀杏BOYZ「夢で逢えたら」、等々、「まーなんとかやってます」ということを160ページかけて言っているだけの気がする、そんな心意気の本である。
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きらきら大切商店街
¥750
13編の短編集。さくっと読めますがちくりとしびれます。 収録作品 「命名の日」 きらきらポイント: 「名付けられないコミュニケーション」という帯のついた古本 「特別ではない」 大切なもの: 上京してからみんなにもらったプレゼント 「女王陛下の月面基地」 きらきらポイント: けんだま 「ドス子」 大切なもの: 予感 「音痴の二種類」 きらきらポイント: 幼稚園から帰るときにお母さんの自転車に乗せてもらったこと 「魔法(省略)」 大切なもの: 兄貴 「大きな声」 きらきらポイント: 海岸でふきあがる花火 「真夜中のサイクリング」 大切なもの: それは九歳の誕生日に失われる 「とくになし」 きらきらポイント: とくになし 「魔物」 大切なもの: おりがみ 「館の犬」 きらきらポイント: わんこの下半身 「霊歌」 大切なもの: それは読んだ人にしかわからない。本当はこれまでのお話もそれは同じ。あなたも「きらきら大切商店街」に足をはこんでみてください。 〜読者の声〜 「奥山氏の作品は地球外のさみしさと似ている」 (宇宙飛行士 38歳) 「この本が伝えていることは自分の仕事と同じだって思いました」 (日傘 4歳) 「たとえ私に託された言葉が「ここはOOの村です」だけだとしても、生きたい、と信じさせてくれる」 (村人A 27歳) あなたのご感想もお待ちしております。
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ロビン
¥750
2023年の冬から春にかけての生活の記録。大江健三郎『キルプの軍団』太田靖久『ののの』わかしょ文庫『うろん紀行』友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』などを読み、長文の感想を収めている。その他、福田節郎『銭湯』レイモンド・カーヴァー『ダンスしないか?』青島ビール、ピータン、肋骨が痛い、『エヴリシング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス』腰も痛い、瓶ビールとにしん、人生の物語化について、心をlaborすることについて、等々「やる気だけなら一人前です」ということを100ページかけて言っているだけな気がする、そんな心意気の本である。 『文學界』2023年9月号にて作家の大前粟生さんに紹介していただきました。ありがとうございます。